子ども用の歯磨き粉に「フッ素配合」と書いてあったり、
市の保健センターや歯医者さんで「フッ素塗布」を
定期的に行っていたりと、「フッ素」という言葉自体は、
聞いたことがある方が多いのではないでしょうか?
ですが、フッ素は虫歯予防に効果がある
のは分かっているけど詳しくは知らない、
という人がほとんどかと思います。
フッ素には「濃度」というものがあり、
適した「フッ素濃度」というものがあります。
そんなフッ素の「濃度」について、
詳しくご紹介したいと思います。
子供用歯磨き粉のフッ素濃度について!

フッ素には、歯を強くする効果と、
虫歯菌の活動を抑える効果があり、
2つの働きによって、虫歯予防をしてくれます。
なので、歯磨き粉にはフッ素が
配合されているものが、多く存在するのです。
フッ素は濃度が高いほど、その効果も高まりますが、
多すぎても体によくありませんので注意が必要です。
フッ素を過量に摂取してしまうと、
「フッ素中毒」という
中毒症状が起こる可能性があります。
フッ化物による急性中毒の初期症状は、
腹痛、 嘔吐、下痢などで、
さらに進行すると痙攣を起こすこともあります。
また、フッ素の慢性中毒症では、
「歯牙フッ素症(斑状歯)」と
「骨フッ素症(骨硬化症)」という
症状があるようです。
フッ素の急性中毒量は、
子どもの体重1kgあたり2mgです。
フッ素の濃度を表す単位は「ppm」です。
フッ素濃度1000ppmの場合、
1g中に1mgのフッ素が配合されているのです。
また、日本で販売されている歯磨き粉は、
フッ素濃度1000ppm以下と定められています。
大人用の歯磨き粉は、
フッ素濃度950ppm程度が一般的です。
子ども用の歯磨き粉は、
上手くうがいができなくても大丈夫なように、
フッ素濃度500ppmが推奨されています。
海外では「フッ化物錠剤」の使用が
一般的に広まっていて、
そのフッ化物錠剤を誤飲してしまったり、
容量を間違えて使用してしまって、
急性中毒になるという事故が発生しているようです。
ですが、日本ではフッ化物錠剤は
あまり使われておらず、
市販の歯磨き粉に含まれているフッ素濃度も、
中毒症状を起こすほどの含有量ではありませんので、
過度に心配する必要はありません。
フッ素は、適切な量で使用すれば、
歯を強くしてくれて虫歯菌も減らしてくれる
頼もしい味方になってくれます。
怖がらずに、正しい使い方をしていきましょう。
フッ素濃度はどれがベスト?そのお悩みをズバッと解説!

大人用の歯磨き粉は、
フッ素濃度950ppm程度が一般的ですが、
小さな子どもはうがいがうまくできないので、
口の中に歯磨き粉が残ってしまったり、
飲み込んで体内に入ってしまうことを考慮し、
フッ素濃度500ppmが推奨されています。
反対に、フッ素濃度が400ppm以下だと少なすぎて
あまり効果が期待できません。
5歳ぐらいまでの小さな子どもの
歯磨き粉に関しては、
フッ素濃度400~500ppm配合のものを
選んであげるとよいでしょう。
6歳以上になれば、
うがいもしっかりできるようになりますので、
大人と同じくフッ素濃度1000ppmまでの
歯磨き粉を使っても、問題ないと思います。
まとめ
子ども用の歯磨き粉で、
フッ素配合のものは多くありますが、
内容量までは気にしていなかった
という方が多いのではないでしょうか?
小さなお子さまには、
フッ素濃度「400以上、500ppm以下」配合が最適な分量
になりますので、その数字を参考に、
歯磨き粉を選んであげましょう。
歯磨き粉で「フッ素中毒」になることは
考えにくいですが、
何でも過剰摂取はよくありません。
かといって、少なすぎても意味がありません。
親御さんがしっかりと歯磨き粉の成分を確認し、
お子さまに与えてあげるように
してあげてくださいね。


