子供の長所をほめる時に
「私のおかげ」とつい子供に言ってませんか？
その言葉を聞いた子供は
自分が頑張ったからでママのおかげじゃないよ、
と思います。
子供の長所をほめる時は、
子供の頑張りを認めるようなほめかたをしましょう。
また子供の性格がどこまで影響するのかに
ついてもまとめました。
性格を決めるのは遺伝と環境ですが
本人の努力や大きな出来事により
性格が大きく変わることがあります。
子供の性格は親からどこまで遺伝するの？どんな要因が性格を決める？
子供の性格を決定する
主な要因は遺伝と環境です。
遺伝により性格の約半分が決まると言われています。
・せっかち、おおらか、用心深い
・社交的であるか、内向的であるか
・他人の言葉に影響されやすい、鈍感
・ストレスを受けやすい、受けにくい
などの性格は遺伝しやすいです。
生まれ持った気質と表現することができます。
この気質はその後の育った環境に
大きく影響を受けます。
遺伝や環境だけでなく
こんなことにも性格は影響を受けます。
例えば「自分で変わりたい！」と強く願い
努力することで性格を変えることもできます。
その他の要因としては
交通事故などで生死をさまよう体験をした人は
その後性格が大きく変わる人がたくさんいます。
私の知り合いにも
すごく慎重だった人が交通事故に巻き込まれた後、
ボランティアを精力的に行っているひとがいます。
生きているうちに
自分にできることを何でも良いからしたい！と
思うようになったそうです。
このような1回きりの
偶然に起きた大きな出来事が
性格を大きく変えることがあるのです。
『私(親)のおかげ』はタブーそれを聞いた子供が思う心境とは？
子供の長所をほめる時につい
私(親)のおかげを連発していませんか？
それを聞いた子供は
自分がほめられているとは感じられません。
あなたが子供を通して
自分のことをほめているのです。
子供の長所をほめる時は、
子供の頑張りを認めるような
ほめかたをしましょう。
子供はほめて育てると
こんな良い効果があります。
・子供が自信を持つことができる。
1番近くにいる親にほめられると
「自分はやればできる！」と
自信を持てるようになります。
何か新しいことに挑戦する時も
自信を持って取り組むことができます。
・自己肯定感が生まれる。
ほめられる経験が少ないと
「どうせ自分なんか」が口癖になり、
新しいことに挑戦したがらなくなります。
自己肯定感とは
「自分は大切な人間である」
「自分は価値のある人間である」
と自分の存在の重さを認められることです。
・やる気が出て自分から行動できるようになる。
ほめられると達成感があるため、
脳からやる気ホルモンが分泌されます。
臆病にならず
自分から行動できる子供に育ちます。
有名アスリートにはこのタイプが多いです。
ただし効果があるのは、子供が頑張った時や
何か新しいことに挑戦した時に
ほめてあげる時です。
やみくもにほめても
子供は気づいてしまいます。
子供は自分が頑張った過程を
親がちゃんと見てくれてほめてくれたことに
喜びや達成感を感じます。
だからほめられても
私(親)のおかげと親が言っているのを聞くと
自分が認められたと感じることができないのです。
「頑張ったのは僕であってママじゃないよ」と
子供が思ってしまいます。
さいごに
いかがでしたか？
子供の良いところを見つけると
嬉しくなりますよね。
やっぱ私に似て～と
つい私も言ってしまいます。
子供からはママのおかげじゃないから！と
言われてしまいます。
日々学ぶことが多いです。
あなたの育児の参考になれば幸いです。
さいごまでお読みいただきありがとうございました！
