寝ているときに突然大きな叫び声を上げたり、
明らかに何かをしゃべったりと、
子供は寝言が多いですよね。
何でもなさそうな寝言なら心配しませんが、
なにか苦しそうにでもしているようだと、
ママ・パパさんとしては心配ですよね。
そこで今回は、子供の寝言について、
寝言の正体や寝言に隠れている
大事なサインについてお話ししたいと思います。
子供は大人より寝言が多いのは当たり前!見逃しても大丈夫な時とは?

寝言をかんたんに説明すると、
眠っている状態と起きている状態との間で、
カラダと脳の休息スイッチが
うまく切り替わっていないときに発する声のことです。
つまり、のどの筋肉の休息スイッチが
うまく切り替わっていなくて動く状態にあるときに、
脳が怖い夢などをみて興奮状態になると、
脳からの指令をのどの筋肉が受けて、
声を出してしまうのです。
子供が寝言で、「ワー」とか、「キャー」とか、
「キャッ」とかいうことが多いのは、
怖い夢などをみて脳が興奮状態になって、
のどの筋肉に強い指令を送っている証拠です。
これが寝言の正体なのですが、
子供に多いのはなぜでしょう?
それは、子供の脳のスイッチが、
まだまだ発達過程にあるからです。
したがって、脳が正常に発達していくにしたがって
寝言はなくなっていきます。
ですので、子供の寝言には
あまり神経質になる必要はありません。
大人でも脳のスイッチの切り替わりが
うまくいかずに寝言を発することはあります。
脳が発達段階にある子供が寝言を発するのは、
むしろ自然なことなのです。
子供がこの行動をとった時は夜驚症を疑って!その対処法とは?

子供の寝言が多いのは、ごく自然なことなのですが、
ぐっすりと眠っているときに、突然大声で叫んだり、
泣きだしてしまったりするときは、
夜驚症(やきょうしょう)という
睡眠障害の可能性もありますので、注意が必要です。
では、夜驚症を示す行動(症状)には
どのようなものがあるのかというと、
次のようなものです。
「突然大声で叫びだす」「大泣きする」
「急におびえだす」「呼吸が荒くなる」
「大量の発汗をする」などです。
これらの症状は一番深い眠りに
入っているときに起きる症状なので、
寝始めてから概ね2~3時間経った頃に
起きる傾向にあります。
症状は、早ければ数十秒で、
長くても数分くらいですが、
ママ・パパさんとしては心配になりますよね。
なので、このような症状が、ぐっすり寝ているときに
急に起こってしまう場合は、
夜驚症を疑ってあげてください。
では、どうして夜驚症になってしまうのでしょうか、
その原因は何なのでしょうか?
原因は一説によると、成長過程にある子供の脳では、
寝ているときでも、
大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)という
感情をコントロールしている部分だけが、
部分覚醒状態になってしまっているからなのでは
といわれています。
つまり、睡眠中なら本来は休んでいるはずの
脳やカラダの一部が起きて働いてしまっている
ことに原因があるようなのです。
では、どうしてこのような状態になるのでしょうか?
それは、怖い場面をみたり、
不安を感じてしまっていたり、
ひどく緊張してしまっていたりなど、
大きなストレスや怖い思い・体験をした結果
だといわれています。
いろいろなストレスや悩み、不安、緊張などが
要因となって引き起こされるのが夜驚症なんです。
それでは、子供が夜驚症の状態にあると思われる場合、
ママ・パパさんはどうしたらよいのでしょうか?
起こしてあげればよいのでしょうか?
対処としては、そこまでしなくてもよい
というのが通説です。
夜驚症は数分続くときもあり、心配ですが、
収まるまでそっとそばで見守ってあげるのがよい
といわれています。
また治し方については、
これといって特にはありません。
子供が成長し大きくなるにしたがって、
自然と症状は治まってくるからです。
でも、夜驚症が続くようだと心配ですよね。
そんなときは、子供がストレスや恐怖、
不安に感じているものを、
子供が起きているときに、
子供との対話のなかで見つけて、
それを排除してあげてください。
また一晩に何回も症状が出ていたり、
症状がひどかったりするときには、
小児科を受診してお医者さんに
相談してみるのもよいかもしれません。
まとめ
子供の寝言が多いとつい心配になりますよね。
その気持ち、わかります。
ですが、子供は寝言が多くてもそれが自然です。
成長するとともに、寝言は減っていきますので、
そんなに心配しないでください。
でも、夜驚症の症状と思われる行動がみられる場合は、
寝言のパターンを冷静に判断して、
その原因となっているもの(ストレスなど)を
取り除いてあげるようにしてあげてください。
また夜驚症も、子供の成長とともに
治まっていくものではありますが、
症状が重たいようなら、
遠慮せずに小児科の先生に相談してみましょう。


